【濱田篤三郎】と同じ時代を生きた実業家藤田傳三郎男爵

奈良国立博物館 1月23日㈰まで。
『藤田美術館展ー傳三郎のまなざしー』
〖巨大磨崖仏 一の谷不動尊〗にゆかりのある
大阪の実業家藤田傳三郎(1841~1912)のコレクションで有名な藤田美術館。《太閤園》の方が馴染みのある方も多いでしょうか。
彼こそまさに当寺院の【巨大磨崖仏の不動明王】や他の石仏を奈良県天理市からここ須磨の地へ運んできた『藤田男爵』です。
須磨っ子であれば《藤田ガーデン》と呼ばれた広大な別荘を知らぬ人はいないでしょう(現在は跡地にマンションが建っていますが、あの広大な敷地が全て藤田男爵の別荘だったのです)。
本展覧会では藤田男爵がコレクションを始めた事と≪日本の美術史≫との関連や、天理市にあった寺院の事などが分かりました。
一の谷不動尊はその巨大さに圧倒されます。
【磨崖仏を切り出す】なんてあまり聞かない事です、何故?誰が?
それを天理の地から【運び出す】どんな方法で?
かつての須磨の光景に思いを馳せることが出来ました。
尚、須磨は平安の昔から歌にも詠まれ、また藤田男爵と同じ時代には数多くの財閥の別荘が建てられました。
今は多くがマンションに変わりましたが、その門などを残していたり、路地を散策するとかつての面影を感じる場所に出会えたりします。
そんな≪近代史≫がお好きな方も、是非お参りにお越しください。
色々お話しいたしましょう。
予めお電話下さいましたら、詳しい方にも来て貰いますので、ご遠慮なくどうぞ。
『藤田美術館展ー傳三郎のまなざしー』
〖潮音寺は【濱田篤三郎(1848-1927)】の貴重な自叙伝をご子孫様からお預かりしました。紐解いてみますとそれは近代史、美術史その他多くの分野に関わる膨大且つ重要な資料であることが判明しました。ご関心のある方、研究なさっておられる方は是非ご連絡下さいませ。現在ネット上で調べ得る「その先」また「真実」を発見出来るのではないかと考えられます。〗

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